大阪周辺は桜ラッシュで桜、桜、、、、。
通勤路も街中もフェイスブックも桜、桜、桜、、、。でアル。
桜が花見にピッタリなのは「下を向いて咲くから」だとかTVで言ってた。
上を向いていつもがんばってるだけが良いってわけじゃないって教えてくれてるみたいで、なんだかホッとする。
それと対照的なのは夏のひまわりだね。
一生懸命お日様の方を見ながら一日を送る……。
で、どっちも素敵だと思う。
美しさに触れられていると毎日の治療がとても楽に進むのです。
花咲く自然の美しさ。美しく舞台で舞うダンサー。美で奏でられた旋律、、、などなど。
「美は世界を救う」(ロロ・メイ)とは以前ジェラス先生が勧めて下さった本のタイトル。
患者さんの中にある美しさを見つけることが出来たら、その治療はほぼ上手くいったと言えると感じています。
身体の外にある美しさは、、、もちろん美しいのだけれど、身体の内にある美しさはそれよりもさらに美しい。
そしてそれは永遠に美しいのです。
でもその美しさには秘密があって、若い頃にドキドキした!あの目に見える美しさではないものだから、実は気付いた人にだけ美しいのです。
先日膝の変形をともなった痛みで来られた患者さんは、「もう年だから仕方ないですかねぇ」って、半分あきらめ顔だった。ついでに「痩せないとだめですよねぇ」とも続ける。
私のところへ来る前に「痩せなきゃ治らないし、年だから仕方ない」って言われたそうな。
「年だから仕方ないなら痩せてもダメだろう」って言い返したいところだが、そうも言えず ”治せない言い訳” に傷つけられた患者さんは、どうしようもなくって途方に暮れているのです。
もちろん痩せるにこしたことないと思うし、加齢現象も無いとは言えない。しかし今までの患者さんを振り返ってみてどうだろう、、、? 多くの方に良くなってもらっているが、そんなとき痩せて痛みが消えた人は、、、、。たぶんほとんどいない(笑)、、のである。
もし年齢が本当に痛みの原因だったら、若返らないと治らないってことになる。
つまり、年齢も体重も、真の原因とは言えない!
人はずっと成長・発達をしながら生きています。何歳になっても。
そして成長・発達のプロセスに何らかの異常が起こった時、人は病気になります。
骨の変形も、腫瘍も、認知症も、そのプロセスをチェックし、本来の道筋に戻してやる必要があるのです。
それはオステオパシーの大切な仕事の1つです。
年をとっても成長が止まることはありません。それは ”生命の輝き” である生きている力によるものだから。
そしてその力は身体の中の「美しさ」から湧いて来ます。先ほど述べた「永遠の美しさ」からです。
病気でツライ時、痛みで不安だらけの時、人はその美しさを見失いがちになります。
そんな時、オステオパシーが病気の原因とも言える「美しさ」を見つける準備をしてそこにいます。
本当の原因を患者さんと共に見つけよう。
毎回の治療ごとにそう思いながらオステオパシーの道を歩ませていただいている毎日なのであります。
今日も美しさとともに......。
Direction of ease 楽な方へ導かれながら、、、、。
ひろし拝
2015. 4.3
*当コラムにおいて述べる”オステオパシー観”はこれを学んだ筆者独自の考えです。
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